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ヒューマンカップ 6 スノーボードクロス

ヒューマンカップ 6 スノーボードクロス

 コース状況やレース展開についてはPSA ASIA オフィシャルサイトリポートが更新されておりますのでご覧ください。
 署名を入れていないけど、Reported by ルミルミでございます。


 リポートにも書いてありますが、何がすごかったって天気がすごかった。
 雨の予報が雪。全然板が走らない。

 おいらたちの一回戦は雪の降る中で行われたんだけど、すべってると雪がゴーグルに張り付いてしまうので、前が見難かったんだわ。
 グローブでゴーグルの雪を払うっていうのはレンズに傷が付きやすいのでNGなんだけど、視界がなくなっちゃうからそんなこと言っていられない。
 ゴーグルにワイパーがほしいと切実に思いながらすべりました。

 メンズの公開練習中には雪が小雨に変わったんだけど、風がすごくって。
 途中からは最後のセクションのビッグキャニオンは抜けるだけの人はギリギリになってたんだ。
 オーリーかけないとランディングに届かない感じで。
 メンズでさえやばいんだから女子は絶対無理!って思いながらみんなで見てたんだ。

 公開練習の終わり頃にレストランにいたみんなが「うわーっ!」って声を上げたからどうしたかと思って外を見たら、ネットに張られた協賛バナーが強風を受けて、ネキストポールごと吹き飛んでたのだ。
 風が強いなぁと思ってはいたけど、まるごとやられてしまうとは。


 そんな状態なので、男子一回戦はなかなかスタートできず。
 スタートエリアはフィニッシュエリア付近ほどは強風じゃなかったので、何で始めないの?という雰囲気だったんだけど。

 やっと競技が始まって、男子一回戦の第二ヒートかな?
 スタートエリアから見てたら、トップですべっていった友樹くんがキャニオンのランディングに届かずに転んだのが見えて、全員どよめいたんだ。
 まさか!?って感じだったんだけど。
 風が強すぎたのか、スピードが足りなかったのか、両方なのかわかんないけど。
 越えられるはずのキャニオンが越えられない!
 ランディングに届かなかったら大怪我につながるんで、その次のヒートからはほとんどみんな迂回路にまわってたよ。
 どうしても前のライダーを抜かさないと次のレースに進めない順位の人はキャニオンに挑んだ人もいたけど、一部の人は飛び越えられずにぶつかっていたみたい。
 遠くから見ててもクシャ!って感じで痛そうだった〜
 風が強い瞬間と普通に飛べるときとあったみたいで、風や雪面の状態をすべりながら判断しなくちゃならないから大変そうだったわ。

 おいらはというと、公開練習で板の走りがいまいちだったので、スタート前にワックスサービスで調整してもらってからの出走。
 一回戦はスタートで出遅れて、ファーストセクションでラインがなくなって転んだ。
 板はそこそこ走るんだけど、つまらないところで変な転び方をしてしまって。
 でもセカンドバンクで南ちゃんが転んで、そこをパスしていったので3抜けで次ラウンドへ。


 二回戦もスタートが合わなくて、またもやラインがなくなりファーストセクションでしりもち。
 何やってんだろ?って思いながらバンクで転んでいる二人をパスするも、サードバンクでエッジがかからず転倒。
 その間にまた抜かれてうしろから追いかけて行ったんだけど、前をすべるライダーがすごく遅かったので、抜ける!と思って猛追。
 6連を抜けたところであきらかに板の走っていない選手をパスしてクオーターファイナル進出。
 このときはばっちりワックスが合っていたので板が走って追い越すことができました。


 SnowBoarderからは岩村さんが取材に来てたんで、「ダメだよー二回もこけちゃ!」って笑われて。
 おいらだってこけたくてこけてるんじゃないよーっ!!!
 いつか絶対岩村さんや立石さんと一緒にクロスコースに入りたいと思います。
 案外二人ともうまいかも……


 次はクオーターファイナル。
 ワックスはさっきと同じだったみたいなんだけど、さっきとちがってコースは日陰に。
 スタートを二回とも失敗しているので、今度こそはぴったりのタイミングで飛び出した!
 のに。のにのにのに!!!
 接地した瞬間に板が走らずブレーキング状態。
 つんのめりそうになりながら耐えてバンクセクションへ。
 スタート前に後ろ足のフォワードリーンを調整してバックサイドでエッジが立ちやすくしたのが功を奏し、バックサイドでエッジが抜けるというのはなくなった。
 転倒しているライダーたちを横目に大きなミスなくバンクを通過。

 前を走る二人のライダーも板が走っていない。
 追い越したいのに自分はもっと走っていない!!!
 エッジを使ってすべるセクションはなんとかすべってくれるんだけど、面を使うセクションはどうにもこうにもすべらず。
 どうしようもないので一生懸命飛び跳ねていくんだけど、接地すると減速、減速。
 今すぐ板をひっくり返してスクレーパーをかけたい!と思いながら滑走。

 後ろのライダーとはかなりの距離が開いていたんだけど、6連を抜けたところで抜かされちゃって。
 ああ、このまま4位じゃセミファイナルに行けない!って思ったら前のライダーがコケた!
 チャンス来た!とパスしようとしたら、こけたライダーが横に流れてきて。
 そのままひいてしまえと思ったんだけど、まともにふさがれてるからぶつかったら自分も転んでゴールできない状態。
 とっさによけたら、キャニオンとロールの間を通り過ぎてしまって、最終旗門不通過ディスクオリファイ……

 頭を抱え叫びながらフィニッシュラインを切りました。
 登ってでも順位をつけるべきだった?結果はセミに残れないから登っても登らなくてもあまり変わんないもんね。


 ワックスに笑いワックスに泣いた大会でした。


 SNOWboard KLINIK JAPAN の布目さんもオッキーズの沖原さんも来ていなかったので、いつものようにやってもらったりアドバイスをもらったりもできなくて。
 公開練習の時には自分でフッ素入れたんだけど、いまいち走る感がなかったし。

 今回のコースはどのライダーもワックスメーカーのサービスマンもワックスを合わせるのに苦労していたみたい。
 朝に新しく降った雪と前日までの汚れて結晶の崩れた雪とが交じり合った状態で、その上後半部分は緩斜面。
 風の通り道になっていたし、太陽光が雲でさえぎられたから表面が急に固くなっていたのかも?


 それにしてもクオーターファイナルの板の減速っぷりはひどかったわー。
 二回戦のときと雪面状況が変わっていたのに対応できなかったのが敗因です。
 ワックスのサービスマンさんにはベースワックスが切れてたせいだって言われたけど、そのあとはそれなりにすべれたし、スタートして接地した瞬間から減速っていうのはトップワックスが合っていないことが原因なわけで。


 なんにしても負けは負けで一位以外は全員が敗者なわけですが、いつもみたいに自分がミスしたとかコケたとかじゃないので妙に悔しい。
 そんなわけでめずらしくblogで言い訳してみたりするのでした。


 プロ昇格をほぼ手中に収めたスノーボード大好き小僧のなおきんぐもプロ昇格♪@HumanCupといつものようにレースの詳細をリポートしてます。
 いつも思うのですが、なおきんぐは体が大きいので全然小僧っていう感じじゃないです。
 YONEX、SMITH、SNOWboard KLINIK JAPAN と愛用ギアやチューンナップがかぶっているライダーがプロに昇格できるのはうれしいのですが、ただでさえ少ないアマチュアの知り合いがまた減ってしまうのはさみしいです。


 あさっては蔵王ライザワールドでGS、しあさってはDUのレースです。
 今回も布目さんは来れなさそうなので、自分でワックスやるしかないのかなぁ。
 大きくはずすくらいなら、ペーストワックスでも塗ったほうがいいのかも?
 大当たりか大はずれの二者択一じゃ困るもんなぁ。

 誰か助けてー!!!

* ruminary at 2006年03月21日 13:58 │Comments(2)TrackBack(0)
Category : スノーボード 
この記事へのコメント
◆ Posted by なおき   2006年03月22日 09:11
あ、また言ってる。でかいって(笑)
いやね、クロスやってる人は経験豊富で年上の人ばかりだから
おれなんて小僧だなと思って小僧って書いたんだけどダメかね。
しかし今回の大会はころころ天気が変わり、板の走り具合が
変わりと、ホントどたばたしてる間に終わったって感じ(笑)

今回のLearningは、やはりワックスもクロスの技術だな。
どんな雪でも走る板に仕上げないとダメだにゃ。
難しい...
◆ Posted by RUMI   2006年03月22日 18:41
スピード系のライダーはおっさん&おばさんが多いね。
おいらよりも年上の人がバリバリ活躍してるもんなぁ。

しっかし、ワックス難しいや。
いちかばちかで大当たりするワックスじゃなくて、コンスタントに走るワックスじゃないと、実践には使えないかも〜

やっぱ自分でやるしかないのかなぁ?
基本的にはワックスのプロがやったほうが走ると思うんだけどなぁ。
ムズイね!
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